食事でよくなる!子供の発達障害
2019.02.23
昨日、『食事でよくなる!子供の発達障害」 ともだかずこ
を読みました。
著者の方も私と同じような境遇。
栄養療法でご本人もお子様も改善されている。
これまた・・・
私と同じ。
小1の時のお子様の状態は、
・極端に運動ができない
・忘れ物が多い
・鉛筆が落ちたことに気づかない
・授業中に鉛筆の芯を折る、消しゴムを真っ黒に塗りつぶす
・ADHD
・風邪をひく
・視覚機能に問題あり
・ワーキングメモリが少なめ
全て息子と同じ。
栄養療法を始めてから・・・
・疲れなくなった
・漢字のテストで満点
・徒競走で1位
・人並み以上に運動ができるように
・風邪をひかなくなった
・授業に集中できるようになった
・視覚機能も回復
・生活での困りごともなくなる
息子と同じです。
息子は・・・
・体力、忍耐力がついた(150km離れているディズニーランドまで自転車で行けた)
・テストでは満点か90点以上
・鉛筆が筆箱の中に入っているようになった(笑)
・風邪をひかなくなった
・花粉症が改善された
・支援級から普通級にうつれた
・英検4級に1発で合格した
ちなみに・・・
息子のワーキングメモリのスコアは70でした。
食事療法と特性を活かした個別指導で変化したのです。
著者は鉄分不足に着目しています。
「なかでも子供の発達障害には、母親の鉄分不足が関係している、と私は考えます。
鉄分不足の人は、同時にタンパク質不足、糖質過多になっていることがほとんどです。
鉄は、体の隅々に酸素を運ぶ赤血球の材料となる以外に、
神経伝達物質やホルモンの働き、
エネルギー代謝にも大切な役割をになっています。」
母親の鉄分不足という視点はありませんでした。
本を読むと、確かに、母親の鉄分不足と子供の鉄分不足はリンクしている。
奥平先生のセミナーを受講した時にも書きましたが・・・
鉄分不足によって現れる症状は、
・イライラしやすい
・集中力低下
・神経過敏、ささいなことが気になる
・立ちくらみ、めまい、耳鳴り
・偏頭痛
・疲れやすい
・関節や筋肉などの痛み
・のどのつまりや違和感
・冷え性
・朝なかなか起きられない
・アザができやすい
・肌、髪、爪のトラブル
・不妊
・むずむず足症候群
・氷を食べる
・土を食べる
子どもの発達障害がよくなる食事 基本の6原則
1 動物性タンパク質を積極的にとる
2 鉄分をじゅうぶんにとる
3 良質な脂質をとる
4 糖質を控える
5 牛乳を飲みすぎない
6 インスタント食品や食品添加物を控える
私が以前から主張している
・糖質オフ
・グルテンフリー
・カゼインフリー
・高タンパク質を摂取
・良質な脂質を摂取
と同じです。
具体的にどのように移行していけばいいのかがわかりやすく書かれていて、
とても参考になります。
食事療法を成功させるための心得
1 動物性タンパク質の摂取を最優先する
2 完璧を求めず、許せる心の余裕を持つ
たしかに・・・
私もストイックに食事療法をしていません。
「食べてもいいよ」といっても食べない、息子の方がストイックです。
先日も東京に行った時、「おいしいスイーツを食べよう!」と誘っても、
「パパが一人で食べれば?」と冷たい(笑)
食事療法で改善されて例も掲載されています。
1 ASDの長男のIQが72から102にアップし、体力がついて友達との交流も問題がなくなった
これはすごいですよね。
IQのアップもすごいですが、ASDの子が友達と問題なく交流できるようになったというのがすごい。
2 ADHDの息子の問題行動が減って薬が不要になった
問題行動が多い子ほど、栄養療法の効果はすぐに出ると思います。
3 ADHDで団体の輪に入れなかった息子が部活で活躍し人と一緒に活動できるようになった
息子もそうですが、人と一緒に活動できるようになるものです。
それなので、支援級から普通級になることができたのです。
4 ASDで不登校の娘がおだやかで前向きになった
フォレストに通っている子で、糖質制限をしっかりとしている子は、学校に戻ることができています。
糖質過多の子は、相変わらず精神不安定。
食事療法で発達障害が改善されるのですから、
是非ともトライしてみてください。
『食事でよくなる!子供の発達障害』には、具体的な方法がたくさん書かれています。
発達障害の保護者はもちろん、
指導者、支援者にも読んでもらいたい1冊です。